歴史・時代
完
榊原蓮華草/著

- 作品番号
- 1758669
- 最終更新
- 2026/01/14
- 総文字数
- 89,779
- ページ数
- 93ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,816
- いいね数
- 10
親友の叶わぬ恋を間近で見ていたから、私は恋というものと距離を置いていた。
けれど、人の感情というものは腹立たしいくらいに素直で。
根暗な貴方に話し掛けたあの時から、私は貴方のことで頭がいっぱいになった。
もっと早くこの想いを貴方に伝えていれば。もっと早く貴方の想いを知っていれば。
もっともっと長く貴方の隣にいられたはずなのに。
いつの日か貴方の目を死んだ魚の目だと言った人がいた。
でも、私はそんな貴方の瞳が好きだった。
だから、私は終わらせることを決めた。
貴方を好きなまま、愛しているまま、終わらせたかった。
嫌いになってから、嫌われてから終わりたくはなかったから。
貴方は私の光、私の道標。
どうか、貴方にとっての道標が私でありますように。
けれど、人の感情というものは腹立たしいくらいに素直で。
根暗な貴方に話し掛けたあの時から、私は貴方のことで頭がいっぱいになった。
もっと早くこの想いを貴方に伝えていれば。もっと早く貴方の想いを知っていれば。
もっともっと長く貴方の隣にいられたはずなのに。
いつの日か貴方の目を死んだ魚の目だと言った人がいた。
でも、私はそんな貴方の瞳が好きだった。
だから、私は終わらせることを決めた。
貴方を好きなまま、愛しているまま、終わらせたかった。
嫌いになってから、嫌われてから終わりたくはなかったから。
貴方は私の光、私の道標。
どうか、貴方にとっての道標が私でありますように。
- あらすじ
- 一家の大黒柱である父が戦死し、病弱な母を養うことに疲れた紬。家出をして独りでいた彼女を見兼ねた鏡子が柳凪で働かないかと話を持ち掛ける。話しに乗って甘味処の従業員として働いていた日、一組の軍人の集団が店に訪れた。厳格な雰囲気を醸し出しながらも彼らはよく笑う。けれどその中でたった一人、笑っていない男がいた。その男が哀れで紬は思わず話し掛けてしまう。この日を境に二人の距離は縮まっていくのだが……。
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