後から仁菜ちゃんに「どうだった? 何か進展あった?」って聞かれたけれど、どう答えるべきか分からなかった。
色々とドキドキさせられたけれど、その答えを聞く勇気が持てなかったし……。
でも、変な期待だけは膨れ上がってしまって……困る。
勘違いしたくない。
でも、風雅先輩は勘違いしてもいいって言った。
その勘違いが同じなら、それはつまり……。
……ほら、やっぱり変な期待だけは膨れ上がってる。
「うーん、何かあったっぽいけど、今一歩ってところ?」
明確なことは何も言っていないのに、仁菜ちゃんは予測で結構当たっていることを言う。
「どうしてわかるの!?」
「だって美沙都ちゃん分かりやすい表情してるから」
なんて言う仁菜ちゃんに、わたしは言葉を詰まらせる。
そこまで分かりやすい顔してたかな?
というか、表情だけでそこまで分かるって……仁菜ちゃんの方がサトリの素質があるんじゃないかな?
なんて思ってしまった。
「まあ、滝柳先輩のことも気になるけど……山里先輩と日宮先輩のことも問題だよね?」
「うっ……」
自然と話題を変えられて、今度は別の意味で言葉に詰まる。
色々とドキドキさせられたけれど、その答えを聞く勇気が持てなかったし……。
でも、変な期待だけは膨れ上がってしまって……困る。
勘違いしたくない。
でも、風雅先輩は勘違いしてもいいって言った。
その勘違いが同じなら、それはつまり……。
……ほら、やっぱり変な期待だけは膨れ上がってる。
「うーん、何かあったっぽいけど、今一歩ってところ?」
明確なことは何も言っていないのに、仁菜ちゃんは予測で結構当たっていることを言う。
「どうしてわかるの!?」
「だって美沙都ちゃん分かりやすい表情してるから」
なんて言う仁菜ちゃんに、わたしは言葉を詰まらせる。
そこまで分かりやすい顔してたかな?
というか、表情だけでそこまで分かるって……仁菜ちゃんの方がサトリの素質があるんじゃないかな?
なんて思ってしまった。
「まあ、滝柳先輩のことも気になるけど……山里先輩と日宮先輩のことも問題だよね?」
「うっ……」
自然と話題を変えられて、今度は別の意味で言葉に詰まる。