ケータイ小説 野いちご

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野いちご学園の新着投稿

    • 憧れの先輩
    • クリスマス4【お題】

    「先輩!」

    今日は特別な日。先輩と過ごす、初めてのクリスマス。
    ...といっても、私と先輩の部活が終わってからの、ほんの1時間程度しか一緒にいられないけれど。

    待ち合わせ場所に先に来ていた先輩は、私の声に反応してふわりと笑った。
    鼻の頭が赤くなっていて、いつも大人っぽい先輩が何だか可愛い。

    「寒いね。手袋ないの?」

    「あっあります。でもリュックにしまっちゃって」

    確かに寒いけれど、背中から取り出すのは少しめんどくさい。
    そう思いながら言うと、先輩は呆れたように笑って、それから私の手を掴んできた。

    私の手も先輩の手も冷たくて、その温度はよくわからない。
    顔だけが、かっと熱くなった。

    「顔真っ赤だよ」

    そんな風に言う先輩の頬も、何だか赤い気がした。


    「メリークリスマス」

    小さく、囁かれる。


    ──繋いだ手に握らされた、先輩からの贈り物に私が気付くまで、あと数秒。

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    • 幼なじみ
    • クリスマス4【お題】
    • 教室
    • 後ろからギュッ

    「遅くなっちゃったなー……」

    私、佐原乃亜は図書室で勉強していたのにいつの間にか寝落ちしていて、暗くなった廊下を走っていた。

    すると中庭がなにやら明るくて、目を向けてみる。

    「クリスマスツリー……?」

    学校で飾ってあるなんて…。ロマンチックだなぁ。

    見惚れていると、後ろから腕が伸びてきて、私の体にずっしりと重みがのった。

    「ひゃっ!……って、なんだ、柚希か」

    びっくりして振り向くと、正体は幼なじみの柚希だった。

    「図書室で勉強して帰るって言ってたからずっと待ってたんだけど、いつの間にか寝ててさ。やばって思って図書室に行ったらここにいたから」

    寝てた……って。

    「わ、私も、寝てたの……。」

    「だからか、乃亜のマシュマロ肌に本の跡が残ってる。」

    柚希がぷにゅぷにゅと私の右頬をつまんでくる。

    そして耳元で。

    「クリスマスはさ、ケーキ食べて、イルミネーション見に行こ?」

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    • 同級生
    • クリスマス4【お題】
    • 校門

    「クリスマス、カフェ行かない?」
    「あー、ごめん。クリスマスは彼氏とデート」
    「私も」「私もだった!」
    校舎から校門までの道。
    みんなでどっか行けないかなーって誘ってみたのにこの返事。
    「柚乃は颯誘ったら?」
    颯か。
    「無理だよ。OKしてくれるわけないし。」
    「そんなことないよ!」
    「朱莉とね、映画行くんだって」
    「は?」
    「朱莉が誘うって言ってた」
    朱莉だったらOKするだろう。
    「なにそれ。柚乃朱莉と本当に友達?」
    「うん。」
    「はぁ。これだか「ねえ、あれって颯じゃない?」
    え?
    本当だ。
    誰かを待っているのだろうか。
    そういえば、今日は朱莉が日直だ。
    「朱莉じゃない?」
    「朱莉日直だったわ」
    私は泣かない。
    「おい、葉山」
    「私?」
    なんで。
    「葉山25日空いてる?」
    「空いてる、けど」
    「じゃ、俺と遊ぼ」
    「待って朱莉は?」
    「断った」
    「え」
    「振った後でごめん。でも葉山がいい」

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