
- 作品番号
- 989771
- 最終更新
- 2023/06/14
- 総文字数
- 155,783
- ページ数
- 274ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 152,907
- いいね数
- 2
- ランクイン履歴
-
青春・友情36位(2014/04/14)
『…どうして君は…
不幸の中で笑えるの…?』
今、君に問いかける
私をもう一度、笑わせてほしい…
❀ ❀ ❀
あるトラウマにより、感情が消えた少女
紗波は、笑う事を諦めていた。
「私は二度と…笑えない」
絵だけを描いて過ごす、無意味な日々。
そんなある日、中庭で『悪魔』と
謳われる不良の流岡 祐輝に出会う。
「俺が久岡を、笑わせてやる」
暗い美術室の中で、そう言った祐輝。
その日から、紗波の毎日が変わる。
❀ ❀ ❀
——もしも、私の闇色のキャンバスが、
明るい君色に染まったなら…
私はもう一度…笑えるのだろうか
+*゚。*。゚*+–+*゚。*。゚*+–+*゚。*。゚*+–+*゚。*。゚*+
2014.1.18. begin*。
2014.4.7.end…。*
物語の中には、大きな仕掛けが二つ
*三人称小説*
素敵なレビュー、
ありがとうございます!
ファスナーさん・にゃっとさん
のらいぬさん・高梨 りぃなさん
藍里まめさん・熊川なおたかさん
ten_taiyoさん
(小六女子の妄想です)
この作品のレビュー
君の笑顔がみたい
――それ以上に、君の傍にいたい
この作品は、試練に打たれ笑顔を無くした少女と
その少女の笑顔を取り戻そうとする少年の物語
親の厳しい教育―またの名を虐待というの中で育てられた紗波はいつしか笑うことを忘れてしまう。
中学にはいってからはさらにトラウマとなった言葉を言われ続けることで、身動きもとれない状態に。
度重なった辛い出来事から感情をなくし天才人形と呼ばれた高校生活。
そんな彼女に光を灯し救った裕輝に紗波は引かれる。
裕輝の一途で真っ直ぐな思いが胸に刺さります。辛いことがあっても、一人でも支えてくれる人間がいるということは、とても大事なことなんだと感じました。
途中、胸が苦しくなるような場面がありましたが、最後は心が温かくなります。
あなたは、大切なひとをぞんざいに扱ったりしていませんか?
もう一度、友人や恋人などの大切さを確認できるお話だと思いました。
とても綺麗でした。
絵をテーマとした物語に、美しい景色が色を添え、独特な世界観を作り上げていました。
心を閉ざし感情を忘れた少女と、優しい不良少年の交流というストーリーも素敵。
ゆったり流れる前半部分も、後半のスピード感ある展開も、どちらも私は好きです。
紗波を笑わせたいと願う祐輝が、押し付けがましい手法ではなく、
自然体で寄り添い、彼女の中に変化が起きるのを待つと言う姿勢に好感が持てます。
(最後はヒーローらしく、ガッツリ行動していましたが。見せ場がありそれも良かったと思います)
最後のページは、祐輝が書いた文章なのですね!
キャンバスの中で笑う二人…嬉しくなりました♪
紫鶴さんの文章には力があります。美しさに圧倒され、何度も鳥肌が立ちました。
今後も書き続けて下さるのですね♪大いに期待しています♪
読み終えた後、
私も、この小説の素晴らしい世界観に
染まってしまいそうでした。
まずは…「小阪 弘」の正体に驚きました
小百合から「小阪 弘」の情報を聞かされている時、紗波の心情は実に複雑だったでしょう…。
光の事を認めてあげた紗波は、
どれだけ器が広くて優しい人間なんでしょうか…。
でも、光の『苦しみ』が分かっていたからこそ、認めてあげることができたのでしょうね…。
そして、祐輝。
病気に少しずつ蝕まれていた彼は、
その中も笑顔を見せてくれました。
この小説の最大のインパクトは
やはり、作者 紫鶴さんの世界観。
こんな素敵(この言葉じゃ表し切れないけれど)な世界観を描けるのは
この作者だけなんじゃないでしょうか…。
素晴らしい世界観で、
とても感動の出来る作品を、
ありがとうございました。
これからも、紫鶴さんの素晴らしい世界観を、読者に届けてください____
この作品の感想ノート
ten_taiyoさん
この度は、『君色キャンバス』に素敵なレビューありがとうございました!レビューを見て、ほんと軽く悲鳴のようなものが漏れてしまうくらいに←嬉しかったです。一つ一つの物語のポイントが取り上げられていて、なおかつ、丁寧な言葉で書かれていて。
『裕輝の一途で真っ直ぐな思いが胸に刺さる』というten_taiyoさんのお言葉に、私自身ハッとするようでした。祐輝が居たから紗波も救われたんですね。支えてくれる人が一人でもいるってことは心強いことなんだと、最近は強く思います。
ten_taiyoさんのレビューを見て、色々と苦労したり所々拙い箇所があるけれど、書いてよかったなぁ、としみじみ感じます。
Twi○terでも仲良くして下さり、ありがとうございます。
ten_taiyoさん大好きです(((
熊川なおたかさん
明けましておめでとー!今年もよろしくな!ホンマに?めっちゃ嬉しい(笑)
嘘やんw
ぶっちゃけるとな、君色キャンバスって、あんまり読者様がつかんくて、自分の中では全然自信なかってん。そのうち非公開にしよかな、とかおもてた。でも、やめとこかな。
…なんて、調子に乗るのはここまでにします。やっぱり長幼の序は大切にしないと(笑)
見て下さりましたか。ありがとうございます、本当に。こんな感じになりました。地味な表紙が一気に華々しくなりましたね(笑)
こちらこそ!
今年もよろしくお願いしますね。
ホンマに(笑)すごいハードルが上がったような気がしますが、マイペースに頑張ります。
熊川なおたかさん
ほんまもう…めちゃくちゃありがとう!!私めっちゃビックリしてんほんま笑
いや、大賞とるおもてなくて、ずっとガ○使みてわろてたわ!笑
…なんて、何十も年上である熊川さんにタメ口すいません。興奮してしまいました。
ありがとうございます…!
表紙を飾らせてもらいます…(震え)!
そして、今年もどうぞよろしくお願いします!
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