古城の姫君

 でも、スウォードもクロークスと同じように、あまり戦争をしたくないと考えていました。父親が殺されたかもしれないという噂が、彼の心に影響を与えていました。

 そこで、ラティスフォリアの国王に手紙を出したのです。
 
 といっても、それはトレニアの要求を受け入れなければ戦争をしかけるという、脅しのようなものでした。