古城の姫君のレビュー一覧
平均評価星数
4.0
4.0
2008/08/01 20:22
投稿者:
カツラギカヤ
さん
痛々しい不幸と、どこか切ない幸福
穏やかな調子が、おばあさんが語るおとぎ話にも似たお話。
簡単に説明するなら、これはそんな物語です。
穏やかな語り口に残酷さを秘めているところも、口伝えの童話を思わせます。
十年前に滅んだ王国。
滅ぼした国の、呑気な王子。
滅ぼされた国の、独りぼっちの王女。
戦争から平和へ。
お話はやわらかなカタルシスを含んで終わりますが、私には実は、気になることがひとつ。
孤独な王女の、しあわせのこと。
滅びた王国の悲劇を王女に見せつけられ、戦争を忌むようになった王子。
彼は、理解者に囲まれ、信じた道を生き、しあわせになれたのだな、と思います。
でも、王女は?
彼女も、意思を貫き生きたとわかってはいるものの、なんとなく、寂しいなあ、と思ってしまったりするのです。
そんな王女への思い入れもあいまって、印象的なお話でした。
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2008/05/20 18:52
投稿者:
戦大将
さん
守るべきもの
かつて起こった戦争と、今まさに勃発寸前の戦争… 2つの戦争を巡って、「守るべきもの」とは何かを読者に問い掛けます。 丁寧な描写と、全編を通じて語りかけるような文章が特徴の作品です。 あなたの「守るべきもの」について、考えてみませんか?
かつて起こった戦争と、今まさに勃発寸前の戦争…
2つの戦争を巡って、「守るべきもの」とは何かを読者に問い掛けます。
丁寧な描写と、全編を通じて語りかけるような文章が特徴の作品です。
あなたの「守るべきもの」について、考えてみませんか?
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