- 作品番号
- 61758
- 最終更新
- 2009/02/09
- 総文字数
- 5,171
- ページ数
- 20ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 5,080
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
その他48位(2008/02/11)
切り取られた日常
喜怒哀楽
心象風景
或いは囁き
その全てが
ーデカダンス
喜怒哀楽
心象風景
或いは囁き
その全てが
ーデカダンス
この作品のレビュー
2010/12/09 12:43
投稿者:
さいマサ
さん
きっと葱が食べたくなる
気だるさや倦怠感の中に、みずみずしい一本の葱。 思わず生でかぶりつきたくなるような、素晴らしい描写で、ぐいぐいと引き込まれます! あなたも主人公と一緒に、実家までの道のりを辿ってみて。 そのあときっと、葱が食べたくなるから。
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2009/10/16 16:45
投稿者:
紅 憐
さん
野いちごの古株で語り継がれる名作
古株とはいっても、そのまた一部かもしれない。 が、私が親しんでいる多くの作家さんが、この作品を評価している。 ずっと手を出す機会をうかがい、手を出してもしばらく、感想もレビューも書けなかった。 この作品に漂うのは激動でも哀愁でもなく、疲労感かもしれない。 気だるく、優しく、適度なぬくもりと柔らかさのあるなにかが、けれど重たく背後からのしかかり、首に腕を回して抱き締めてくる――そんな、心地のいい疲労感。 決して悪い意味ではなく、この作品を読んだ時、私は疲れた。心地よい疲れ方だった。きっと主人公に影響されたのかもしれないし――もしかしたら、私の感じ違いかもしれない。 この作品がまた、静かにでも密かにでも、次の読者へ読み次がれていけばいい。 それだけはたしかで、ということは、名作と言えるんじゃないか。 星をけちる気さえ起こらない。
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