離れたテーブル席からその様子を見ていたレンティの顔色が変わる。
「おかしいですわね……なぜ二人とも平気なの……」
レンティの隣に座るアレンはその言葉の意味が分かる。だが、あえて表情を変えずに反応しない。
ゼンティとリィラは毒入りの料理を普通に食べ続けている。リィラが毒の種族だとしても、ゼンティが獣魔である事をレンティは知らない。
レンティは食事用のナイフを片手に握ると急に立ち上がる。そして堂々と新郎新婦の席の前へと立つ。
客席の方を向くと、注目を集めようと声を張り上げる。
「皆様、お聞きになって!! 新婦のリィラ様は毒を持つ種族ですのよ!!」
会場内が、しんと静まり返る。王女であるレンティの発言を止めようとする者なんて誰もいない。
今ではアディール国の兵団すらもレンティの味方なのだから、彼女には恐れる者なんていない。
「アディールに忌まわしい毒を持ち込んだお二人の結婚は認められませんわ!!」
レンティはまず、二人の結婚を破談させる事から行動を起こした。その流れで王位を奪い、後で二人を処刑すればいい。
リィラは動じずに静かに立ち上がった。そのリィラの背中を見届けるゼンティの瞳にも光はない。
レンティの横にリィラが立つ。レンティはリィラの片腕を掴んで引っ張り、素肌の腕にナイフを突きつける。
「皆様に証拠をお見せいたしますわ。リィラ様の血の色をご覧くださいませ」
レンティはリィラが毒の種族だという確信を持っている。毒入りの料理を食べても影響がないのだから。
「おかしいですわね……なぜ二人とも平気なの……」
レンティの隣に座るアレンはその言葉の意味が分かる。だが、あえて表情を変えずに反応しない。
ゼンティとリィラは毒入りの料理を普通に食べ続けている。リィラが毒の種族だとしても、ゼンティが獣魔である事をレンティは知らない。
レンティは食事用のナイフを片手に握ると急に立ち上がる。そして堂々と新郎新婦の席の前へと立つ。
客席の方を向くと、注目を集めようと声を張り上げる。
「皆様、お聞きになって!! 新婦のリィラ様は毒を持つ種族ですのよ!!」
会場内が、しんと静まり返る。王女であるレンティの発言を止めようとする者なんて誰もいない。
今ではアディール国の兵団すらもレンティの味方なのだから、彼女には恐れる者なんていない。
「アディールに忌まわしい毒を持ち込んだお二人の結婚は認められませんわ!!」
レンティはまず、二人の結婚を破談させる事から行動を起こした。その流れで王位を奪い、後で二人を処刑すればいい。
リィラは動じずに静かに立ち上がった。そのリィラの背中を見届けるゼンティの瞳にも光はない。
レンティの横にリィラが立つ。レンティはリィラの片腕を掴んで引っ張り、素肌の腕にナイフを突きつける。
「皆様に証拠をお見せいたしますわ。リィラ様の血の色をご覧くださいませ」
レンティはリィラが毒の種族だという確信を持っている。毒入りの料理を食べても影響がないのだから。



