チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

でも、心に響く。


『俺はプロデューサーのことを信頼してます。だからこそ、もっと話し合いたい』


鋭い視線の先には、きっと同じく真剣な表情のプロデューサーがいる。

見えないプロデューサーの表情まで想像させるような演技だった。

その時、伊月さんの表情がふっと軽くなる。


「終わったけど」


次の瞬間には、もう伊月さんに戻っていて。

先ほどまでの面影(おもかげ)すら感じない。

演技ってすごいっ!

そんな感動で胸が震えてしまう。

「次、あんたの番だけど。言ったら悪いけど、俺を越えられるの? 割と良い演技をした自信があるんだけど」

伊月さんの目には疑い、自信、それと興味が混じっている。