チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

振り返れば、立っていたのは伊月さんだった。

「三島……? なぜこんな場所にいる?」

しかし、伊月さんは開かれたパソコンを見て、一気に険しい表情に変わる。

「三島……お前、組織の関係者か?」

厳しい声色、それに今にもつかみかかって来そうな怒りを感じる。

固まって動けない私を助けるように、べルルから声がした。

『優和、べルルの音量を上げて。俺が伊月と話す』

帆高くんに言われた通り、べルルの音量を上げて、イヤホンを外す。

『久しぶり、伊月』

「……その声、帆高か?」

伊月さんは険しい表情のまま、べルルをにらんでいる。