チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

『それより優和、仕事だ。事務室にある伊月のパソコンを確認してくれ』

私は立ち上がり、事務室に向かう。

通常、劇団員の事務室への立ち入りは禁止されている。

だから、誰もいなくなるのを待っていたのだ。

そーっと扉を開け、事務室に足をふみ入れる。

『中央にあるデスク、それが伊月の机だ』

中央のデスクにあるパソコンを見ようとした時、私は目を疑った。

パソコンは開いた瞬間、映し出されていたのは、組織の人数やメンバーの情報。

そして、情報の書かれたページの一番下には「明日、19時に送信」と書かれている。

本当に伊月さんは組織の情報をもらそうといていたのっ!?

どういうこと!?

そんな驚きで、私は部屋の外の確認を(おこた)っていた。


「そこにいるのは誰だ!!!」


突然聞こえた声に、ビクッと身体が震える。