怪しい町

笑い猫
心のなかにある様々な思いを笑いで表現する猫。にっこりと笑みを浮かべたり、おかしそうにげらげら笑ったり、やるせない顔で笑うことができる。にたにた笑ったり、あざけるような目で笑ったり、渋い顔で笑ったり、作り笑いもできる。しっかりした考えを持っていて、性格によって運命が決まると信じている。人を観察することが好きで、人の話が聞いて分かる。

老いらくさん
どれくらい長く生きてきたか自分でも分からないほど年を取っているネズミ。翠湖公園にいるネズミはすべて老いらくさんの子孫。優れた知恵があり、道理に通じている。ユーモアのセンスにもたけている。ずる賢いところが多いが、よいところも少しだけある。よいネズミでも悪いネズミでもなく、まあまあのネズミといったところ。笑い猫の親友でもあり、相談によく乗ってくれる。

安琪儿
小学生の女の子。ぼうっとしていて集中力に乏しくて、理解するのに時間がかかる。学校の成績はあまりよくない。集団生活は苦手で、友だちといっしょにいるよりも一人でいることが好き。うちの中にいて一人でできることを根気よく続けることに喜びを見いだしている。時々、周りの人をあっと言わせるようなことをする。とても純真な少女で、周りの人への思いやりと優しさにあふれている。

安琪儿のお母さん
安琪儿が他の子どもよりも学力が劣っていることを気に病んでいて、安琪儿を賢い子にするためにお金を惜しまない人。安琪儿の将来をバラ色にすることが生きがいであり、そのために、ペテン師の言うことを盲信して多額のお金を投資して、ひどい目に遭った。

劉所長
能力開発研究所の所長。学力が劣っている子どもに知恵入りスープを飲ませたり、子どもの頭に鍼(はり)を刺して、頭の質を改善しようとしたペテン師。ドクターと呼ばれていたが、もともとは露店で綿あめを売っている商人だった。

贾博士
天才児育成センターを作った教育事業家。難しい本を子どもの親に売りつけて、それらの本を読んで勉強することで頭がよくなると言ったペテン師。博士と呼ばれていたが、もともとは行商人で、効き目のないネズミ退治の薬を売っていた。

王店長
本屋の店長。子どもをいい大学に進学させたいと思っている親心につけ込んで受験指南書を高値で売っていたペテン師。一流大学に合格した学生に勉強の仕方や、使った参考書や、過去十年間に出題された大学入試テストの作文問題の模範解答を書かせて受験指南書を私製で作り、一冊しかない貴重な本だと、うそを言って売っていた。