
- 作品番号
- 1765607
- 最終更新
- 2025/11/12
- 総文字数
- 109,371
- ページ数
- 21ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 148
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
絵本・童話2位(2025/11/21)
唐の時代からタイムスリップしてきた仙女のミー先生は不思議な傘を持っている。傘を開いて、傘の軸についているボタンを押すと、自分や、身近な人や、親しい動物の過去や将来の姿が傘紙のなかに見えてくる。声も聞こえてくる。傘はタイムスリップできるだけではない。鳥のように空を飛んだり、ダチョウのように道を走ったりすることもできる。この不思議な傘に心を惹かれた主人公の笑い猫は、いつかこの傘を使って、自分や身の回りにいる動物や、いつも優しくしてくれる人たちの過去や将来を見てみたいと、ずっと思っていた。そんなある日、笑い猫の望みが叶えられるときがついにやってきた。ミー先生に急用ができて、傘をうちに置いたまま、しばらく、うちへ帰ってこないことになったからだ。ミー先生が飼っている犬のシャオパイと笑い猫は友だちだから、笑い猫はシャオパイの許可を得て傘に触り、空飛ぶボタンを押して、傘に乗ってうちへ帰り、自分や妻猫や友だちの過去や将来の姿を興味深そうに見ていた。食べ物を持ってきて優しくしてくれる馬小跳や、杜真子や、馬小跳のクラスメイトたちの将来の姿も見ることができた。みんな、それぞれ個性を十分に生かして立派な人間になっていた。
- あらすじ
- ミー先生の不思議な傘を使って、身の回りにいる様々な人たちや動物たちの過去と将来を知ることができたので、笑い猫は心がとても豊かになった。『性格によって運命が決まる』ということわざを笑い猫は深く信じているが、タイムスリップを通して、笑い猫はことわざの正しさにいっそう確信を持つことができるようになった。
目次
-
- 登場人物
- 第一章 ミー先生の不思議な傘
- 第二章 妻猫の過去と将来
- 第三章 老いらくさんの許しがたい過去
- 第四章 神仙となった老いらくさん
- 第五章 ふびんな少女杜真子
- 第六章 馬小跳の学生時代
- 第七章 夏林果の誕生日パーティー
- 第八章 子どものころの忘れられない思い出
- 第九章 水晶玉のなかにある念願成就の木
- 第十章 たおやかな安琪儿
- 第十一章 恩師を訪ねる
- 第十二章 ぼくのこれまでの日々
- 第十三章 料理のおねえちゃん
- 第十四章 いとこの情の深まり
- 第十五章 年を取った地包天
- 第十六章 恩師の家に集まった同級生
- 第十七章 世渡り下手な丁文涛
- 第十八章 どもりがなおった張達
- 第十九章 立派な市長になった馬小跳
- 第二十章 運勢が読める老いらくさん
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