野いちご源氏物語 五〇 東屋(あずまや)

(かおる)(きみ)は都の母君(ははぎみ)とご正妻(せいさい)にお手紙をお書きになった。
「お堂の(かざ)りつけをしようと急いで宇治(うじ)に参りましたが、(うらな)いで謹慎(きんしん)すべき日だったことを思い出しました。今日と明日こちらで謹慎して、それから都に戻ります」