薫(かおる)の君(きみ)は都の母君(ははぎみ)とご正妻(せいさい)にお手紙をお書きになった。 「お堂の飾(かざ)りつけをしようと急いで宇治(うじ)に参りましたが、占(うらな)いで謹慎(きんしん)すべき日だったことを思い出しました。今日と明日こちらで謹慎して、それから都に戻ります」