翌朝、二条の院にいる守夫人のところに、屋敷から迎えの乗り物がやって来た。
元常陸の守が、なかなか帰宅しない妻に腹を立てているらしいの。
「これ以上留守にするなら離婚だと夫が騒いでおりますから、ひとまず私は自宅に戻らなければなりません。恐れ多うございますが娘をよろしくお願いいたします。もうしばらくこちらに置いていただきまして、どうかお気にかけてやってくださいませ」
と、守夫人は中君にお願いしていく。
姫君も母親と離れるのは心細いけれど、
<華やかでおしゃれな二条の院にもう少しいたい>
と思うから、うれしくもある。
元常陸の守が、なかなか帰宅しない妻に腹を立てているらしいの。
「これ以上留守にするなら離婚だと夫が騒いでおりますから、ひとまず私は自宅に戻らなければなりません。恐れ多うございますが娘をよろしくお願いいたします。もうしばらくこちらに置いていただきまして、どうかお気にかけてやってくださいませ」
と、守夫人は中君にお願いしていく。
姫君も母親と離れるのは心細いけれど、
<華やかでおしゃれな二条の院にもう少しいたい>
と思うから、うれしくもある。



