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朝。
ハルくんのお家の前で待ち伏せ。
昨日は、どうかしてたみたい。寝たらスッキリ。
ガチャッと扉が開いて、眠そうなハルくんが出てくる。
私の顔を見て、舌打ち。
――いつも通り。
「ハルくん、おはよー」
声をかけても、無視。
ハルくんの中では、私はいない存在みたい。
華麗に私をスルーして、歩いていく。
私は必死に追いかけて隣に並ぶ。
ハルくん、冷たい。この前、一緒に寝た仲なのにさ…。
「ね、ハルくん。今日の放課後お家行ってもいい?」
そう聞いた瞬間、ハルくんの足がピタッと止まる。
振り返ったその目は、氷みたいに冷たい。
「彼氏いるんじゃないのかよ」
低い声。胸に突き刺さる。
「え?ハルくんは別じゃない?」
きょとんとした顔でそう答えると、ハルくんは深いため息をついた。



