【2.26公開】ハルくんの、かくしごと。




私が喋ってるとき、ずっと私を見ながら相槌打ってくれて。

泣いてると優先してくれて。

手はあったかくて、私が考えてること分かってくれる。



「…好きって、伝えてみても、いいのかな」



ぽつり、そう呟いた。

幼なじみで、私のことなんでも分かってるはずなのに。そういう感情には疎い。気付いてくれない。

でも、もう気付いてほしい。知ってほしい。
私が、どれだけハルくんのことが好きなのか。
幼なじみだけで足りてないことを、気付いてほしいよ。



「千秋、頑張れ」



ポン、と背中を軽くたたかれる。

その一瞬の温もりに、涙が出そうになる。
背中を押されたみたいで、心臓が大きく跳ねた。


――頑張る。伝える。