【2.26公開】ハルくんの、かくしごと。




学校についてからも、ずっとそんなことばかり考えていて。
始業式の最中も、授業中も、ずっと上の空。

久しぶりに会えた紗里衣ちゃんにまで―― 「千秋、ボーッとしすぎ。もう冬休み終わったよ」 そう言われる始末。



昼休み、ついにいつもと違う私に不信感を感じたのか、「冬休み何があったか話しなさい」 そう言って、空き教室に連れていかれてしまった。



「…紗里衣ちゃん、あのね、幻滅しないでほしいんだけど…」

「今更だよ?」



それもそれで傷つくけどね。



「実は…クリスマス、たまたま荻原くんと会ったの。 一緒に映画見ようって話になって、付いていった私も悪かったんだけど…」

「…まさか、何かされたの!?」



怒ったような、なぜか私よりも傷ついたような顔をしてる紗里衣ちゃん。その表情に、胸が痛んだ。

ポツポツ、と紗里衣ちゃんに話していく間、思い出して少し震えた。でも、ハルくんの顔を思い出すと、すぐに安心した。
紗里衣ちゃんは、荻原くんに対して―― 「もう、関わらないでおこう」 そう言ってくれた。