久しぶりのハルくんの家。 前回入ったのは、いつだったっけ。夏くらいだった気がする。もう、そんなに時間が経っていたんだ。
ハルくんに手を引っ張られながら洗面所に向かう廊下で、 チラッとリビングのほうを見ると―― クリスマスツリーが置いてあるのが、ドア越しに透けて見えた。
手を洗うときは、さすがに手を離した。
少し、寂しい。
でも、タオルで拭き終わったら、またすぐに繋いでくれた。
つないだまま、また引っ張られるように階段をあがる。
ハルくんのお部屋に入ると――大好きな、あの匂いに包まれた。
胸がぎゅっと苦しくなって、立ち尽くしてしまう。
「…ちあ。どうして、荻原といたの」
ハルくんは、ベッドでもソファでもなく、私の手を繋ぎながら床に座った。
少しだけ、引っ張っている気がする。
「…毎年、ホーム・アローン見てた」
「うん」
「たまたま荻原くんと会って…一緒に見ようって…それで、」
声が震える。握られた手を、さらにぎゅっと握られる。話したくないけど、聞いてほしい。



