ハルくんのお家、たぶん3日ぶり。
ハルくんよりも先に入って、靴を脱ぐ。
並べるのはいつもハルくんだから、私はそのまま。
「お前、靴並べろよ」
後ろから声が聞こえるけど、無視。
どうせ結局、並べてくれる。
洗面所へ先に行って、手を洗う。
鏡越しにハルくんの姿が見える。
「お前の家じゃねぇんだけど」
悪態をつきながら、私の横に割り込んでくる。
「ちょっと!水かかるんですけどっ!」
ドンッと押されて、壁まで追いやられる。
むっとしながら、かけてあるタオルで手を拭く。
……怒らないでいてあげる。一応、ここは私のお家じゃないし。
ハルくんを置いて、急いで洗面所を出て、階段を駆け上がる。
「走んな!!」
下から大声が聞こえる。
――うるさいな。
でも、そうやって注意してくれるのも、いつものこと。



