こんなときにあれだけれど、衛門の督様は中納言におなりになった。
女三の宮様に叶わぬ恋をして、代わりに猫をかわいがっておられたあの方よ。
上流貴族の仲間入りをなさったわけだけれど、衛門の督のお役目は兼任したままだから、もうしばらく衛門の督様とお呼びいたしましょう。
衛門の督様は帝に信頼されて華やかに扱われていらっしゃる。
それなのに女三の宮様だけは手に入らないことを悲しんで、仕方なく女二の宮様をご正妻として頂戴なさった。
女三の宮様の姉宮様であられるけれど、母君が女御ではなく更衣なので、衛門の督様はお心のどこかで少し見下しておられる。
本当は、お人柄など十分にご立派な宮様でいらっしゃるのよ。
それでも衛門の督様は最初の恋にとらわれておいでなのでしょうね、世間から非難されない程度のお扱いしかなさらない。
女三の宮様に叶わぬ恋をして、代わりに猫をかわいがっておられたあの方よ。
上流貴族の仲間入りをなさったわけだけれど、衛門の督のお役目は兼任したままだから、もうしばらく衛門の督様とお呼びいたしましょう。
衛門の督様は帝に信頼されて華やかに扱われていらっしゃる。
それなのに女三の宮様だけは手に入らないことを悲しんで、仕方なく女二の宮様をご正妻として頂戴なさった。
女三の宮様の姉宮様であられるけれど、母君が女御ではなく更衣なので、衛門の督様はお心のどこかで少し見下しておられる。
本当は、お人柄など十分にご立派な宮様でいらっしゃるのよ。
それでも衛門の督様は最初の恋にとらわれておいでなのでしょうね、世間から非難されない程度のお扱いしかなさらない。



