「さてと、それでは姫宮様に昨夜の演奏がお上手だったとお伝えしてきましょうか」
夕方になると源氏の君は立ちあがって、姫宮様のお部屋へ向かわれる。
宮様はご自分の存在が誰かを悩ませているなんて思いもよらず、少女らしい素直さで琴の練習をなさっているの。
「今日はお稽古はしませんよ。師匠を休ませて他のことで満足させてください。苦労した甲斐があって、琴は十分お上手になられましたからね」
用意されていた琴には見向きもなさらず、宮様のお手をとるとご寝室にお入りになった。
夕方になると源氏の君は立ちあがって、姫宮様のお部屋へ向かわれる。
宮様はご自分の存在が誰かを悩ませているなんて思いもよらず、少女らしい素直さで琴の練習をなさっているの。
「今日はお稽古はしませんよ。師匠を休ませて他のことで満足させてください。苦労した甲斐があって、琴は十分お上手になられましたからね」
用意されていた琴には見向きもなさらず、宮様のお手をとるとご寝室にお入りになった。



