二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「莉子」



一緒に勉強してる莉子に声をかけた。



「ん?」



顔を上げる莉子。



俺はそんな莉子の頭をそっと撫でた。



「莉子、俺、決めたよ」

「…?」

「俺、人間になる」



莉子は目を丸くした。



信じられないという顔だ。



「蘭くん…? 本当に…?」



俺は真剣な顔をしてうなずく。



「あたしのため? そんなの…あたし望んでないよ」



俺は莉子の手を取る。



「莉子が望んでなくても、俺がそう望んじゃったの」

「…」

「莉子とずっと一緒に生きていきたい。一緒に歳を取って、しわくちゃになって、笑い合いたいの」



俺がそう言うと、莉子は涙を一滴こぼした。



その涙はどんどんと溢れていく。



「愛してるよ、莉子」

「あたしも…愛してる…っ」



莉子のことを優しく抱きしめた。



莉子の涙が肩を濡らす。



それが俺には心地良かった。



莉子と一緒に歩んでいく未来が楽しみだ。