二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

それから2人で飯を食って。



「帰るか」



そう言ったら、惺音の足がパタッと止まった。



それから何やらもじもじと恥ずかしげ。



「なに?」

「もうちょっと一緒にいてあげても…いいよ?」



やっべえな!



なに、俺ともっと一緒にいたいってこと?



俺は思わず声を上げて笑った。



「わ、笑わないでよ!」

「悪い悪い、嬉しすぎて」

「…」



なんてかわいい存在なんだ。



俺は惺音を抱えて人通りの少ないその辺の木の上に上がった。



ここなら暗くて誰にも見られないはず。



「2人きりになりたかったから」



そう言ったら赤い顔でうつむいた。



俺は惺音を抱き寄せる。



「で? 俺がもらったチョコさんざん食っといて、惺音からはねえの?」

「ある…」



そう言って、カバンからナンテンの実を出した。



それを手のひらの上に乗せると、一瞬のうちにナンテンが丁寧にラッピングされた箱に変わった。



それを「ん!」と俺に差し出した。



「ありがと」



俺は軽く笑ってそれを受け取る。



「開けていいの?」

「うん…」



開けると、そこに入っていたのはガトーショコラ。