そして次の日は、惺音の「ちょっと!?!?」という大声で目が覚めた。
「あ…? はよ」
俺はぼーっとしたままそう言うが、惺音の顔は茹でダコ並みに真っ赤。
「ななな何この状況!」
「お前がしてきたんだろうが」
「あたしが!? するわけないじゃん!」
「嘘だと思うなら定毘古神に言い当ててもらおうか?」
「い、いい! それより、早く出てって!」」
そう言って惺音が俺を部屋から追い出した。
ったく…。
素直じゃねえというか照れ屋というか。
かわいい奴だぜ…。
それから俺たちは帰り支度を済ませた。
隣にいる惺音はまだ収まっていないのかそっぽを向いてる。
「いい加減機嫌直せよ」
「…」
惺音の顔を片手でつかんでこっちに向けた。
キスしてやれ。
そのままキスすると更に顔を真っ赤にして俺の鳩尾を殴った。
「いてえよ! 本気で暴力狐だな!」
「こ、煌が悪いんでしょ!」
そのとき、俺たちが言い争っているとフフフと笑う声が聞こえた。
その声の主は惺音の母親だった。
神使である父さんも連れず一人でいる。
「お、お母さん…」
「もう帰るんでしょう。私の寝所までいらっしゃい」
そう言って静かに歩いて行った。
俺たちは小声で争いながらそのあとをそっと着いて行く。
着いた寝所では、惺音の母親が文机の前にそっと佇んでいた。
文机の上には赤いナンテンの小さい盆栽が置いてある。
「座って」
そう言って俺たちを目の前に座らせる。
惺音の母親は優しい目を向けた。
「あ…? はよ」
俺はぼーっとしたままそう言うが、惺音の顔は茹でダコ並みに真っ赤。
「ななな何この状況!」
「お前がしてきたんだろうが」
「あたしが!? するわけないじゃん!」
「嘘だと思うなら定毘古神に言い当ててもらおうか?」
「い、いい! それより、早く出てって!」」
そう言って惺音が俺を部屋から追い出した。
ったく…。
素直じゃねえというか照れ屋というか。
かわいい奴だぜ…。
それから俺たちは帰り支度を済ませた。
隣にいる惺音はまだ収まっていないのかそっぽを向いてる。
「いい加減機嫌直せよ」
「…」
惺音の顔を片手でつかんでこっちに向けた。
キスしてやれ。
そのままキスすると更に顔を真っ赤にして俺の鳩尾を殴った。
「いてえよ! 本気で暴力狐だな!」
「こ、煌が悪いんでしょ!」
そのとき、俺たちが言い争っているとフフフと笑う声が聞こえた。
その声の主は惺音の母親だった。
神使である父さんも連れず一人でいる。
「お、お母さん…」
「もう帰るんでしょう。私の寝所までいらっしゃい」
そう言って静かに歩いて行った。
俺たちは小声で争いながらそのあとをそっと着いて行く。
着いた寝所では、惺音の母親が文机の前にそっと佇んでいた。
文机の上には赤いナンテンの小さい盆栽が置いてある。
「座って」
そう言って俺たちを目の前に座らせる。
惺音の母親は優しい目を向けた。



