イジワルな谺くんの、一生レベルのイジワルな愛。

恋愛(ピュア)

猫菜こん/著
イジワルな谺くんの、一生レベルのイジワルな愛。
作品番号
1706425
最終更新
2023/12/20
総文字数
48,081
ページ数
105ページ
ステータス
未完結
PV数
5,122
いいね数
26
 “それ”はあまりにも唐突だった。

「……谺琉夏、くんは……帆乃里の婚約者、だ。」

「…………へ?」

 こん、やく、しゃ……??

 何かのご冗談ですよね……? いやご冗談であってほしい……!

 だ、だってまだ高校生ですよ……!?



 まさかの相手は、我が学園の人気者。

 そのくせ好き嫌いが激しく、女子は相手にしない……らしい。

 そ、れ、な、の、に……!!

「婚約者だけど、容赦なくいじめるから。」

「えぇ……。」

 ……だったら、無視されるほうがまだマシです。(涙)



 いつも元気いっぱい、笑顔を絶やさない天真爛漫タイプ

 座右の銘:今の自分に満足するな

 桜庭帆乃里(さくらばほのり)

 ×

 男女関係嫌いな一匹オオカミ、反面いじめたがり

 座右の銘:楽しめる内に楽しんどけ

 谺琉夏(こだまるか)



 婚約者なんて、相手も納得してないはず……なのに。

「まず最初に……他人行儀やめない? 敬語取って。」

「苦手な事はするもんじゃないよ。桜庭センパイ。」

「……おこちゃま。ほーんと、センパイってかわいー。」

 あれ? 何で意外にも乗り気なんですか……?



 本人の宣言通り、いじめてくるばっかだけど。

「センパイの弱ってる姿、めっずらし。

 こーゆー時はもっと甘えれば? 婚約者、でしょ?」

 意識させてこようとするし。

「……俺、今日はこいつと出かけてくる。

 そーしなきゃうっさいんだよ。我慢、できる?」

 かと思えば、突き放してくるし。





「……――ほんと、バカだね。

 センパイは女の子、俺は男。

 もう分かるでしょ? 俺がこれから、何するか。」





 分かんない、分かんないよ。

 婚約者も、先輩後輩の立場も。

 どうすれば、良いのかも。

 どうすれば、良かったのかも。

 全部、ぜんぶ。



 イジワル過ぎる彼は、そんな私を胸焼けするほど愛してくる。



【イジワルな谺くんの、一生レベルのイジワルな愛。】

この作品の感想ノート

猫菜さん〜!お久しぶりです!のぞみです!
ずっと楽しく読ませて頂いてます!
帆乃里ちゃんかわいすぎ!
お父さんのお願いとか婚約のこと急に言われたのにいいよって言っちゃう帆乃里ちゃんマジでいい子ですね!
家族の仲の良さが伝わってきます!
そしてたまんないのが谺くんのイジワル!
面白がってイジワルしてくるところも、もうキュンキュンしながら読んでました!
でも、帆乃里ちゃんが困っていたら助けてくれる優しい谺くんが大好きだっ!
そして、いい雰囲気になっても推しのことを思い出して興奮しちゃうところ笑っちゃいます笑笑
私も推しのこと考えたら興奮しちゃうから気持ち分かる〜。
こんな面白い小説が書けて羨ましいです。
私も猫菜さんみたいな面白い小説書けるようになりたい!
これって数をこなしていけばどんどんいい小説書ける訳じゃないですよね?
素敵な小説書ける猫菜さん本当尊敬してます!
これからの展開も楽しみにしてます!
なんかすっごい長文になっちゃいました。
(すみません笑笑)
猫菜さんのペースで無理せず頑張ってください!ゆっくり待ってます!これからも応援してます!頑張ってください!
長文失礼しました!

のぞみさん
2023/11/03 20:27

もう、最高!!!
表紙からして面白いの伝わってくるし、最初の2人の会話も面白かったです!
猫菜さん!もうバリバリ本領発揮しちゃってください!最高なので!
続き気になる〜〜!
次の更新楽しみにしてます!
無理せず頑張ってください!
応援してます!

のぞみさん
2023/10/03 17:54

この作品のひとこと感想

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