その日の夜、谺君から送られてきた一通のメール。
《注意事項1:センパイと俺が婚約者なのは、他人に口外禁止。破ったらお仕置き。
注意事項2:だから校内では必要最低限関わらない。破ったらお仕置き。
注意事項3:校内では普通に、できるだけ普通に。センパイすぐ顔に出るから、気をつけなよ?》
……ど、どういうメールなのかこれは。
いや、分かってる。理解はしてるつもり、だけど……。
「ねぇ谺君っ! あまりにも失礼過ぎないですかっ!? というか破ったらお仕置きデフォですか!?」
《まさか電話かけてくるとは思ってなかった。何、そんなに信じられないわけ?》
「信じられない以前の問題です! 私のこと舐めてますよね!」
《……センパイがそう思うんなら、そうなんじゃない?》
これは絶対、舐めてるやつだっ……。
少しの間。あれがすべてを物語ってる。
それに私はもう一つ、物申したい事がある。
「谺君、私のほうが年上です! 私にも一応、年上のプライドはあるんですよ! あんまり舐めないでください!」
《注意事項1:センパイと俺が婚約者なのは、他人に口外禁止。破ったらお仕置き。
注意事項2:だから校内では必要最低限関わらない。破ったらお仕置き。
注意事項3:校内では普通に、できるだけ普通に。センパイすぐ顔に出るから、気をつけなよ?》
……ど、どういうメールなのかこれは。
いや、分かってる。理解はしてるつもり、だけど……。
「ねぇ谺君っ! あまりにも失礼過ぎないですかっ!? というか破ったらお仕置きデフォですか!?」
《まさか電話かけてくるとは思ってなかった。何、そんなに信じられないわけ?》
「信じられない以前の問題です! 私のこと舐めてますよね!」
《……センパイがそう思うんなら、そうなんじゃない?》
これは絶対、舐めてるやつだっ……。
少しの間。あれがすべてを物語ってる。
それに私はもう一つ、物申したい事がある。
「谺君、私のほうが年上です! 私にも一応、年上のプライドはあるんですよ! あんまり舐めないでください!」