「君が笑ってくれるなら、それだけで雨が上がるだろう・・・」 「フレア?」 「あ、申し訳ございません。つい気になってしまって、口に出してしまいました・・・」 「良い詩だね」 「アルベルト殿下は意味が分かるのですか?」 「うーん、しっかりとは分からないけど、少し分かるかな」 アルベルト殿下が私の頭を優しく撫でた。