丁度焼却炉のところでゴミを捨て終えたところだった。
「キー!」
何かに気づいたようにコタちゃんがポケットから抜け出して跳ねて行ってしまう。
「え? コタちゃん!? どうしたの!?」
突然の行動に驚いたけれど、放っておくことは出来ない。
わたしはゴミ箱をいったんその場に置いてコタちゃんを追いかけた。
向かった先は校舎裏。
裏にある山の木々がたくさんある場所に男子生徒が倒れているのが見えた。
コタちゃんはその人のそばに行って「キーキー」と鳴いている。
「大丈夫ですか!?」
慌てて声をかけてみるけれど反応はない。
膝をついてうつぶせに倒れているその人をよくよく見ると、みんなが繊細で儚げと評する山里先輩だった。
サラサラの金の髪に白い肌。
そして今は閉じられているけれど、澄んだ泉を思わせる薄いブルーの瞳がキレイだとよく聞く。
「えっと……山里先輩?」
確かに繊細で儚げだなぁと納得しつつも名前を呼ぶ。
でもやっぱり反応が全くない。
何度か名を呼んでも反応しないし彼の白い肌も相まって、まさか死んでないよね!? と心配になってくる。
「キー!」
何かに気づいたようにコタちゃんがポケットから抜け出して跳ねて行ってしまう。
「え? コタちゃん!? どうしたの!?」
突然の行動に驚いたけれど、放っておくことは出来ない。
わたしはゴミ箱をいったんその場に置いてコタちゃんを追いかけた。
向かった先は校舎裏。
裏にある山の木々がたくさんある場所に男子生徒が倒れているのが見えた。
コタちゃんはその人のそばに行って「キーキー」と鳴いている。
「大丈夫ですか!?」
慌てて声をかけてみるけれど反応はない。
膝をついてうつぶせに倒れているその人をよくよく見ると、みんなが繊細で儚げと評する山里先輩だった。
サラサラの金の髪に白い肌。
そして今は閉じられているけれど、澄んだ泉を思わせる薄いブルーの瞳がキレイだとよく聞く。
「えっと……山里先輩?」
確かに繊細で儚げだなぁと納得しつつも名前を呼ぶ。
でもやっぱり反応が全くない。
何度か名を呼んでも反応しないし彼の白い肌も相まって、まさか死んでないよね!? と心配になってくる。