「どんなお前が美女でセクシーだとしても、舞ちゃんの敵であることに変わりない。

オレの炎の技でお前を倒す!」



「かわいらしいことを言うのね、坊や」



見た目が人間で言えば二十歳くらいの雪菜が妖しい笑みを浮かべながらそう言った。



「でも坊やの炎では私の氷の技を倒せない。

これで坊やもカチカチよ。

必殺、乱れ雪!」



雪菜がそう言って両手を広げて前に差し出すと、雪菜の両手から吹雪のようなたくさんの雪が飛び出してきた。



「何よ、あの技?

吹雪がこっちに向かってくる!」



「慌てるな、愛理!」



桜介はそう言って、雪菜の技に対抗するために力を込めた。



「吹雪を消し去ってやるぜ。

これでもくらえ、マックス大炎上!」



桜介はそう叫ぶと、桜介の両手から巨大な炎が飛び出してきた。



そして桜介の巨大な炎は雪菜が繰り出す吹雪と真っ正面から激突した。