(オレはあやかし王の拳の威力を知っている。
あの拳をまともにくらったら、もうまともには立てないんだ。
逃げろ、時宗。
そして死ぬな!
お前はオレの大切な仲間だ!)
「時宗!」
桜介はあやかし王の一撃を受けてボロボロになった体に鞭打って、ありったけの声で時宗の名を叫んでいた。
あやかし王の拳が時宗に届くコンマ数秒の時間がまるで永遠のように長く感じる。
今、桜介が見ているたった一撃の攻撃が、すべての終わりを告げることを桜介は知っていた。
桜介はドキドキと激しく音を立てる鼓動を感じながら、時宗が死なないことを願っていた。
そして圧倒的な風圧と共にあやかし王の拳が時宗の体をとらえようとしていた。
でも、そのとき時宗は、まるで静かに吹き抜ける風のように、あやかし王の拳をかわしていた。
「それでは参る!
我に宿る風の力、今こそ真価を見せるとき。
くらえ、大風殺!」
時宗があやかし王にかざした右手から鋭い鎌の刃のような風が飛び出していった。
そしてその鋭い風は一瞬のうちにあやかし王の腕を切り裂いていた。
あの拳をまともにくらったら、もうまともには立てないんだ。
逃げろ、時宗。
そして死ぬな!
お前はオレの大切な仲間だ!)
「時宗!」
桜介はあやかし王の一撃を受けてボロボロになった体に鞭打って、ありったけの声で時宗の名を叫んでいた。
あやかし王の拳が時宗に届くコンマ数秒の時間がまるで永遠のように長く感じる。
今、桜介が見ているたった一撃の攻撃が、すべての終わりを告げることを桜介は知っていた。
桜介はドキドキと激しく音を立てる鼓動を感じながら、時宗が死なないことを願っていた。
そして圧倒的な風圧と共にあやかし王の拳が時宗の体をとらえようとしていた。
でも、そのとき時宗は、まるで静かに吹き抜ける風のように、あやかし王の拳をかわしていた。
「それでは参る!
我に宿る風の力、今こそ真価を見せるとき。
くらえ、大風殺!」
時宗があやかし王にかざした右手から鋭い鎌の刃のような風が飛び出していった。
そしてその鋭い風は一瞬のうちにあやかし王の腕を切り裂いていた。



