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待ち合わせ場所は近所のコンビニだった。


今日は貯水池に立ち寄るため、朝9時に集合することになっていた。


「よぉ!」


コンビニの駐車場へ入ったと同時に、直弘が片手をあげて来た。


「おはよう」


緊張しながら周囲を確認すると、コンビニのガラス窓の向こうに知樹の姿を見つけた。


白いTシャツに黒いジーンズ。


胸にはシルバーのネックレスを付けている。


シンプルな私服だけれど知樹によく似合っていてドキッとした。


「おはよう恵梨佳」


知樹がコンビニの袋を持って出て来た。


4人分の飲み物を買ってきてくれたみたいだ。


「おはよう。ありがとう」


あたしは知樹からお茶を受け取って言った。


その瞬間、指先が微かに触れ合う。


たったそれだけであたしの心臓は破裂してしまいそうだった。