『気にしなくていいんだからね』

すいが慰めてくれるけど、心の傷は深い。


その時。


『王妃様、姫様が来られています』

『そ、そうか』


嫌な予感がした。

李理愛が本気でけんかを売ってくる気がした。

『まあ王妃様、お茶会のことで』

『どうした?』

『実はー、お菓子にアレルギー物質が入ってて』

『それは、自分が食べたから。』

『いいえ。歴代の王妃はちゃんと、姫とかのアレルギー物質ちょうさをしていたわよ』

そんなこと!

言わないのが悪いの!

これ以上私に逆らうな。

『言わないのが悪いのよ。なら王妃ヤメれば?』

『く、クソぉ』





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『神菜。平気?李理愛相当きついこと言ったな。』

『べ、別に平気だし』

『ふーん』