私はよろめく足で歩き出し、百合子の居場所を考えた。


〈 百合子がいるのは、きっと学校じゃない 〉


それは私の根拠のない勘であった。


でも私は、その根拠のない自分の勘に絶対の自信があった。


〈 もしも百合子がトラブルに巻き込まれているとしたら、百合子はあそこにいるに違いない 〉


それは、呪われた場所。


殺人現場。


悪霊たちが眠っていた場所。


私は、車の鍵と傘を持ち車に乗り込んだ。


激しい雨で視界は悪かったが、あの場所への行き方を私はよく知っていた。


私は、車を迷わず通学路の途中にある公園へと走らせた。