御曹司は初心なお見合い妻への欲情を抑えきれない
恋愛(ピュア)
完
57
pinori/著
- 作品番号
- 1628672
- 最終更新
- 2021/05/01
- 総文字数
- 104,051
- ページ数
- 184ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 3,673,096
- いいね数
- 57
- ランクイン履歴
-
総合65位(2021/05/08)
- ランクイン履歴
-
総合65位(2021/05/08)
・春野ひなた
・東堂晃成
弾む胸に夢を抱きながら挑んだお見合いの席で私を待っていたのは、とてもカッコよくて魅力あふれる男性だった……のだけれど。
「もしも結婚に甘えた夢を抱いているなら、俺はそれを叶えるつもりはないし他の男を探した方がいい」
表情ひとつ変えずに言われた言葉を前に、笑顔を作るのがやっとだった。
「この縁談、断って頂いて構いません」
お見合いは破談だ。
そう思っていたのに、東堂さんは「土曜日は悪かった。そのお詫びをさせて欲しい」と私を食事に誘った。
そして、食事をする中で「これから誰かと恋愛したいと思ってます」と言った私の手を取った。
「その〝誰か〟は、俺でもいいんだよな?」
「今日は、あの見合いの続きをするつもりできた」
「ひなたが俺を信用できるようになるための努力をする。だから、俺と恋愛してほしい」
恋愛をしないと言っていた東堂さんが、なぜか私のために努力すると言いだし、展開についていけずにいたのだけれど。
「俺とのキス、慣れたか?」
「ひなたとあいつの問題に口出すつもりはない。でも、ひなたをあいつに渡すつもりもない」
焦がれるような瞳に、真っ直ぐな想いに、胸が締め付けられる。
「今のは、俺のことが好きだってことでいいんだよな?」
「……はい」
これは、私が東堂さんに恋をするまでのお話。
***近日公開予定***
・東堂晃成
弾む胸に夢を抱きながら挑んだお見合いの席で私を待っていたのは、とてもカッコよくて魅力あふれる男性だった……のだけれど。
「もしも結婚に甘えた夢を抱いているなら、俺はそれを叶えるつもりはないし他の男を探した方がいい」
表情ひとつ変えずに言われた言葉を前に、笑顔を作るのがやっとだった。
「この縁談、断って頂いて構いません」
お見合いは破談だ。
そう思っていたのに、東堂さんは「土曜日は悪かった。そのお詫びをさせて欲しい」と私を食事に誘った。
そして、食事をする中で「これから誰かと恋愛したいと思ってます」と言った私の手を取った。
「その〝誰か〟は、俺でもいいんだよな?」
「今日は、あの見合いの続きをするつもりできた」
「ひなたが俺を信用できるようになるための努力をする。だから、俺と恋愛してほしい」
恋愛をしないと言っていた東堂さんが、なぜか私のために努力すると言いだし、展開についていけずにいたのだけれど。
「俺とのキス、慣れたか?」
「ひなたとあいつの問題に口出すつもりはない。でも、ひなたをあいつに渡すつもりもない」
焦がれるような瞳に、真っ直ぐな想いに、胸が締め付けられる。
「今のは、俺のことが好きだってことでいいんだよな?」
「……はい」
これは、私が東堂さんに恋をするまでのお話。
***近日公開予定***
- あらすじ
- わくわくしながらお見合いに挑んだひなたを待っていたのは、東堂プロダクツの御曹司、東堂晃成。「恋愛するつもりはない」と言いきった東堂に、ひなたは「自分は恋愛をしたい」と返しお見合いは破談となる。けれど、数日後、「見合いの件でお詫びがしたい」と東堂がひなたを訪ねてきて――。
お互いゆっくり惹かれ合いたいのに、ライバルやらストーカーやらに邪魔されながらの恋愛物語。
pinoriさんの書籍化作品
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