「別に、アンタを助けたわけじゃない
邪魔だったから、仕方なく」
不良たちに絡まれていた私を
助けてくれたヒーローは
無愛想でクールな男の子でした
碧瀬 莉彩(あおせ りさ)
*
黒河内 壱夜(くろこうち いちや)
「鬱陶しい」
「気安く話し掛けんな」
「アンタには関係ない」
遠慮なく冷たい言葉を投げてくるキミだけど
「ケガしてんだろ、ちゃんと見せろ」
「……だったら、俺の家に来れば?」
不意に見せる優しさに胸が甘く震えて
鼓動が加速する
「ずっと、会いたかった」
“誰よりもカッコよくて
心優しいヒーローに”
ケータイ小説 野いちご
- Act.1
- 謎のヒーロー、登場
- また、助けてくれた
- 気付けば、もう恋に落ちていた
- キミの本当の名前は…
- Act.2
- 噂は本当か、嘘か
- やっぱり優しい男の子
- 傘の下、二人きり
- 例え、一歩だけだとしても
- Act.3
- 遭遇したのは、癒しの王子様
- 嫉妬じゃなくて、心配なだけ。
- 夜の危険な追跡
- 意外な事実と、理由の断片
- Act.4
- 今は、友達だからこそ
- 理由へと繫がる過去
- 俺が、出来ることは…
- 私たち、友達になろうよ
- Act.5
- まだ、知らない気持ち
- この答え、分かる?
- 俺の大事な宝物
- 始まる恋を、ずっと夢見て
- Act.6
- 訪れる、別れの季節
- モノクロの桜
- 自分のこと、大事にしろよ
- 雨上がりの空を見上げて
- Act.7
- 勇気を出して、キミに告白
- 後悔のない選択肢
- これは、叶うことのない恋
- 複雑な心
- 思い出の真実
- ずっと、大好きなヒーロー
- あとがき