旧タイトル
傷だらけの天使へ最愛のキスを
心が粉々に壊れそうだったあの日。
私に差し伸べられた君の手の感触を
私は一生忘れない。
○o。..:*・・*:..。o○
『きみは、俺の天使なんだ』
○o。..:*・・*:..。o○
きみの、笑顔の裏の真実を知った時、
どれだけの孤独を抱えて、
必死に隠してきたんだろうって、
泣きたくなった。
最後だなんて言わないで、
一緒に生きようよ。
喉まで出かかった言葉は、
いつも言葉にならない。
だって、きみは……。
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◇
あの空へと旅立つことを
決めてしまっているから。
だからせめて、その時間を……
最後の一瞬まで私に下さい。
そうしたら、私はきみの傍で、
笑顔を絶やさず、寂しい時は抱きしめてあげる。
きみの望む天使になってみせるよ。
だからどうか……私の中にも、
きみの存在を刻みつけて。
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本当は傷だらけの……。
傷だらけの天使へ最愛のキスを下さい。
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素敵なレビュー、ありがとうございました。
ma___co33さん
moehatanakさん
九十九弁々さん
野いちご
書籍化作品
作品番号
1397946
最終更新日
2018/4/11
この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。
涙鳴/著
ジャンル/恋愛(ピュア)
223ページ 完
PV数/2,493,219・総文字数/89,990
あらすじを見る
母親の死後、父親からの暴力に耐える毎日を送っていた高1の美羽。「必要ない」と言われ、ついに家を飛び出してしまう。そんな美羽を救うかのように現れたのは、先輩の棗(なつめ)だった。居場所を失った美羽を家に置き、優しく接してくれる棗に想いを寄せる美羽。けれど、病を抱える彼に残された時間はあまりに短くて…。ラストまで涙が止まらない!運命に翻弄される2人の究極の恋物語。