『――さぁ、行こうか。』
初めて出会った日、
彼の笑顔に心を奪われた。
『…可愛い。』
「え……っ?」
好きになっちゃいけない。
好意を抱いても実ることのない恋だと、
そう思い込むことでしか
自分の心を自制できなくなった時――…
『――俺、みのりさんのことが好きだよ。』
容赦なく、
雁字搦めに閉じ込めていたはずの私の想いを
揺さぶられた。
「……いいの、かな…。嘉人くんは、アイドルなのに――」
『みのりさん。』
私が不安な時、
彼はいつだって
あの時見たのと同じ
魅惑の微笑みを見せるんだ。
『俺が何者かなんて関係ない。みのりさんの気持ちが聞きたいんだ。俺の気持ち、受け入れてくれる?』
トップアイドル×一般人
この恋は、
誰にも知られてはならない
禁断の秘密――
ドキドキとほのぼのと
甘酸っぱさ満載の
王道恋愛
してみませんか?
(c)Seori Nonomura.