黒愛−kuroai−

 


2階へ上がり、柊也先輩の部屋に通される。


カーテン、ベットカバー、ラグが、青で統一されたシンプルな部屋。

家具は机、ベット、本棚のみ。


壁に外国人テニスプレーヤーのポスターが1枚貼られ、

本棚にも、テニス関連の書籍や雑誌が多い。




「柊也先輩、
綺麗好きですね…」


部屋を見回し感想を言う。

彼は照れながら、東側の壁を埋める、クローゼットを指差した。



「いつもはもう少し散らかってる。

今日は愛美が来るから、ゴチャゴチャした物を押し込んだ。

見ないでよ?恥ずかしいから」




顔を見合わせて笑い、ベットに並んで座った。


ペットボトルのお茶を飲み、私のお土産のバウムクーヘンを食べた。



他愛ない話しをし、笑っていたが、ふと無言の間が出来、彼が手を握ってきた。


綺麗な顔が近付き、軽くキスをする。