柊也先輩は、私のこと好きだよ。
ロッカーで盗み聞きした時、
そう言っていた。
2日前に体を重ねた時も、耳元で「好きだよ」と囁いてくれた。
事実無根の勝手な別れ話しで、
盛り上がる掲示板。
ムカツクけど、イイ流れ。
桃ラビ達は、私の敷いたレール上を、走っていることに気付かない。
そろそろ、イイカナ…
この辺りで、ブタ子の怒りを爆発させてみようカナ。
◇
翌日放課後、私はテニスコートにいた。
冬の間は来なくていいと言われたが、
柊也先輩と話し合い、週2回だけ見に行く事で、折り合いを付けていた。
ブタ子はマフラーぐるぐる巻きの防寒姿で、毎日欠かさず応援している。
特定出来ないが、フェンスを取り巻く女子集団に、桃ラビの仲間もいるのだろう。


