黒愛−kuroai−

 


急に無口になり、彼が慌てる。



「ごめん、そんな顔するなよ…
今俺が好きなのは、愛美だけ。

本当にゴメン、二度と元カノの名前を言わないから…」




謝られて気分が良くなる。

機嫌を取ろうと必死な先輩に、
“悦”を感じた。



石鹸の香りがする胸元にしがみつく。

彼のTシャツをギュッと掴み、こう聞いた。




「元カノさんより、私の方が好きですか?」



「もちろん」



「先輩のたくさんのファンの子より、私が好きですか?」



「愛美が1番好き」




その言葉で、パッと顔を上げ笑顔を見せた。




「私も柊也先輩が大好きです!
元カノさんの名前を出しても許しちゃいます!」




その途端、ベットに押し倒され、唇が重なった。


私より早い鼓動が聴こえて来そう…


私の笑顔に言葉に、イチイチ気持ちを高ぶらせる彼…




もっと夢中になれ…

私以外、どうでもいいと思えるくらいに…




“究極の愛”

2人でそこに、タドリツキタイ…