何でだろう… 自分の気持ちが抑えきれない。 「落ち着けよ…」 「私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ!」 私はこれだけ言って、自分の荷物を持ち、草太くんの家を出た。 倒れそうな体を無視して。 草太くんは追いかけてこなかった。 やっと気づいてくれたんだな。 私の立場を。 私がどんな思いをしてきたのかも。 最後のあの言葉は、少しわがままだったかもしれないけど…