改心した様子を窺えたから、私は彼の言うことを受け入れてしまった。 「……わかったよ。 また付き合おうか」 この時は安希や洋くんの意見をすっかり忘れ去ってしまっていた。 「ありがとう!!滴! 戻ってきてくれて!!」 途端に元気になった草太くん。 こういう姿を見て、また楽しい一時を過ごせるんだって思った。 ―――しばらくして。 「草太くん、私もう帰らなきゃ」