「奈緒ちゃんっ!!落ち着いてっ!!」



「だって!!詠二が!!もう会えなくなっちゃう!!」



「奈緒ちゃん?詠二とはもう会えないけど奈緒ちゃんの心の中で、詠二は生き続けるから…。いつでも会えるから…。だから一緒にお見送りしよ?」



「そうよ?奈緒ちゃん。こんなに悲しんでくれて詠二も、きっと喜んでるわ。全く、こんな可愛い子残して先に逝っちゃうなんて詠二もバカな子だわ」



「奈緒ちゃん、こんなバカ息子を好きになってくれてありがとな」



お姉さん、お母さん、お父さんに励まされた…。



「ご…めんなさ…いっ」



あたしは詠二に近付き



「詠二…。あたしを好きになってくれて、ありがとう。生まれ変わったら、またプロポーズしてね?」



お別れし見送った…。



泣いてるあたしに、お姉さんが



「奈緒ちゃん。こんなこと言うのはまだ早いのかもしれないけど、奈緒ちゃんはまだ若いわ。これから色んな出会いがあると思うの」