「へぇ。じゃぁ、仮に奈緒が浮気したとしようか」



なっ!!あたし浮気なんかしてないしっ!!か…、感じてしまったけども…。



それは黙っておこう。



「で、お前がどうして奈緒の部屋にいるんだよ」



更に、大智さんの声が低くなった…。



「そ、れは……」



桜は何も言えなくなっていた。



え…、そこってちゃんと考えておくべきなんじゃないの?



って、あたしが思うのもなんだけど。



「桜、俺がキレる前に……」



大智さんが、桜に近付くと



「だって!!大智が…、大智が悪いんだから!!」



「おい、待てって!!」



大智さんが呼ぶも、桜は走って行ってしまった。



結局、何がしたかったんだろう…。