「あ?」



短く発したあと、あたしたちがいる寝室へと入ってきて、布団を思いっきり剥がした。



「「なっ…!!!!」」



大智さんと、桜の驚く声が揃った。



桜さんの驚きは、あたしたちが服を着ていたことだろう。



でも、大智さんの驚きは…?



だってあたし…、じゃなくて雅を見てるから…。



「なぁ」



大智さんの低い声に。



「ね…、ねぇ?ヒドイでしょ?今は…、服着てるけどさっきまでヤってたんだから!!」



桜の声が上擦った。