爆走★love boy3

ふんっと鼻をならす優輝さんに、樹先輩はピクリと眉間にシワを寄せた。


いけない。


このままじゃ本当に喧嘩になってしまう。


「今、亜美ちゃんにお願いしてたところなんだ」


心配する私を横目に、優輝さんは言葉を続けた。



「夏の間だけ、恋人になってほしいって」