「…ちょ、浩兄も聖二兄も!コイツ、知り合いなのか?」
三那斗は二人と違ってわからないみたいで怪訝そうな顔して聴いた。
「あー…そういや下に、も一人いたもんな。そん時の?」
「三那斗だよ」
「ミナト。そんなような名前だった気がしてきた」
ヘラッと笑う、チハルは、よく見たらカッコいい顔をしてる。
明るい髪の色は、もしかして地毛だったりするのかな…。
肌の色も白くて、柔らかそう…現役女子高生の私も敵わない。
そんな観察をしていたら、お父さんが前に出てみんなを見て言った。
「ちょっと、整理しよう…チハル。この男たちは知り合い?」
「Si. 昔日本にいた時の知り合いだよ」
「…で、美佳はなんでその男たちと一緒に?」
「みんな隣の―――1014の人たちだから」
「隣?!」
お父さんが私の話を聞いて声を大きくして驚いた。
「へぇ!すごい偶然だな。“また”隣なんて」
ま、“また”??
それってどういう――――…
私が頭の中で聞き返していたら、浩一さんが同じことを聞いていた。
「『また』って?おれ達の家は両隣もう入ってるけど…」
「だって、オレ、今日からここに住むから」
にっこりと笑ってさらりと言ったけど…
な、なんですと…???
「ここ……に?」
「住む?」
「………」
三那斗と浩一さんが言葉を繋げながらも呆然として、聖二も何も言わずにその場にいた。
そんなのお構いなしで、やっぱりキラキラとした笑顔を振りまいてチハルはもう一度言った。
「そ!しばらくここに住むから、よろしく!」
聞き間違えじゃなかったぁぁ!!!!



