しかし、ラティスフォリアの国王、アスター・サイモンは、自分の国を大きく強くしたいとと考えていました。

 そして、隣国のマリーベル王国に目をつけたのです。


 アスター王率いる何十万もの兵士たちが、アプリコット城を目指して突き進んでいます。

 マリーベル王国の国王一家が暮らすアプリコット城では、数少ない兵士たちが集められ、お城の前に緊急配備されました。

 そうしてついに、ラティスフォリアとマリーベル王国の戦いの火蓋(ひぶた)が切って落とされました。