―次の日
「俺、あんたのお陰で柚と付き合えた。サンキューな!」
「お礼なんか言われたくねぇーよ!」
“美世”
というよくわかんねぇ女とも決着が着いた。
「柚希ー!」
「わぁっ…優衣ー!」
「付き合えたんだって!?おめでとう〜!」
「もう〜泣かないでよ〜!」
「柚希ちゃん、おめでとう!今まではごめんね?これからは友達として仲良くして?」
「うん!もちろんだよ!」
桜ちゃんにも優衣にも
“おめでとう”
って言われちゃった☆
「相変わらずな単純な頭だな」
「海っ!」
「おめでと、柚希。幸せになれよ?」
「うん!…もう猫被らないの?」
「めんどくせーし」
「そっか」
いつもどことなく切なそうだった海はなんだか吹っ切れたように笑っていた。
それを見て優衣も微笑んでいて、とても嬉しかった。